大学院 生活支援科学研究科 Department of Life Support Science
深い知見と技術を習得した
高度専門職の養成をめざして
本学の大学院は、建学の精神である「健康と福祉」を基盤に、さらに時代の課題と要請を踏まえ、地域における生活支援をテーマに大学院の再編を加速しています。生活支援科学研究科は健康栄養学専攻、地域生活支援学専攻(博士前期・後期課程)、臨床心理学専攻、リハビリテーション学専攻、子ども学専攻の5つの専攻からなり、心と体の健康増進、福祉社会の実現に貢献する高度専門職業人の養成を目指した高いレベルの学際的かつ実践的な研究・教育活動を展開しています。
本大学院では、社会人学生の便宜を図るため、教育方法の特例を取り入れ、夜間、休日などに開講するなど、社会人が働きながら学べる環境を整備しています。広い視野と応用力を備えた高度な専門職業人や研究者となることを目標に、世代や職種を超えて活発に学び合い、多くの成果をあげており、今後もさらなる発展を期しているところです。
大学院の特色
POINT01
- 短期大学、高等専門学校などの卒業生も入学のチャンス!
- 本大学院は短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校の卒業生やその他の教育施設の修了者にも入学の門戸を開いています。本大学院において、個別の入学資格審査を行い、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた方で一定の年齢に達した方(修士課程・博士前期課程)、または修士の学位を有する者と同等以上の学力があると認められた方で一定の年齢に達した方(博士後期課程)には、出願の資格が認められます。詳しくは2021年度大学院学生募集要項でご確認ください。なお、出願を希望される方は、事前に本学入試広報部へお問い合わせください。
POINT02
- さまざまな職種の社会人のための教育方法の適用および長期履修制度!
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本研究科では、さまざまな職種にある人々が勤務しながら通学できるように、大学院設置基準第14条による教育方法の特例を適用した夜間開講の授業科目もあり、各課程を標準修業年限内で修了できるように配慮しています。さらに、仕事を持ちながら学ぼうとする社会人などを対象に、あらかじめ標準修業年限を超えた長期間での履修計画を立て、それに基づいて在籍することを認める「長期履修制度」を導入しています。詳しくは2021年度大学院学生募集要項にてご確認ください。
※学内および学外での実習が重要となる臨床心理学専攻では、昼間授業が必須となります。夜間だけでの単位取得はできません。
佐賀キャンパスを利用するサテライトキャンパス
社会人受講生のさまざまな利便性に配慮して、西九州大学神埼キャンパスだけではなく西九州大学佐賀キャンパスの校舎や施設を利用しています。主に、臨床心理学専攻と子ども学専攻の授業が「佐賀キャンパス」で開講され、他の専攻の場合も一部開講しています。
講義時間について
講義時間(昼間)
1時間目 | 8:50~10:20 |
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2時間目 | 10:30~12:00 |
昼休み | 12:00~13:00 |
3時間目 | 13:00~14:30 |
4時間目 | 14:40~16:10 |
5時間目 | 16:20~17:50 |
講義時間(夜間)
6時間目 | 18:00~19:30 |
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7時間目 | 19:40~21:10 |
※学内及び学外での実習が重要となる臨床心理学専攻では、昼間授業が必須となります。夜間だけでの単位取得はできません。
高度専門職の養成をめざす6つの専攻
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健康栄養学専攻 修士課程:定員2名
本専攻においては、栄養学の実践に照準を定め、地域で生活する人々への生活支援としての栄養ケアのためのエビデンスの構築と、エビデンスに基づいた実践活動ができる人材を育てる事を教育の理念・目標として定めています。
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臨床心理学専攻 修士課程:定員5名
本専攻では、臨床心理学の理論と専門的知識を学習するとともに、深い人間理解に基づいた実践的技能と高い倫理観を養い、心の援助者として幼児から高齢者に至るまでの臨床実践ができる人間性豊かな高度専門職を養成します。
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リハビリテーション学専攻 修士課程:定員3名
本専攻では、種々の障がいにより地域での生活継続が困難な人々を支援し、QOL(生活の質)を高めることができるリハビリテーション分野の高度専門職業人の養成をめざします。
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子ども学専攻 修士課程:定員3名
子どもに関する科学的理解を基盤に、子どもの育ちへの支援のあり方を探求します。子どもをめぐる環境の変化に伴い高度化・複雑化する教育・保育へのニーズに対応し、理論的・実践的な研究を行うことで、高度な専門職業人の育成をめざします。
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地域生活支援学専攻 博士前期課程:定員5名
人間が地域で暮らすこと、そこに他者が関与する意味を深く考え研究能力を培い、地域生活支援学に関する高度な専門知識と技術を兼備する高度専門職業人の育成をめざします。
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地域生活支援学専攻 博士後期課程:定員3名
本専攻では、我が国社会の喫緊の課題である地域再生・創生に挑戦する高度な専門知識や社会的技術を開発し、複合的、重層的、多角的な視点から、それらを実践に適用する能力をもつ地域生活支援学の研究者を養成します。