お知らせ

【地域の食産業】パッケージデザインについて学びました!

プロジェクトK(COC)2017/6/28
6月28日(水)は株式会社KUROKAMI graphicの鷹巣 翼代表より商品パッケージについて学びました。


デザインと聞くと、インスピレーション・ひらめきなど感覚的なものとして捉えられがちですが

「ターゲット・売り場・価格・特徴など商品に関する様々な条件と情報を整理し、その商品にふさわしい表現を計画的に探すこと」と、鷹巣さんは話します。

つまり、オシャレ感たっぷりな独創的な作品を出すのがデザイナーの仕事の本質ではなく、
その商品らしさを表現することデザイナーの仕事なのですね。



▲ちなみに過去、西九州大学で商品化したご五穀を使ったフロランタン「徐福の種」を商品化する際は、
売り場が決まらないが故にパッケージデザイン決めにおいても意見が分かれ、なかなか先に進まない状況だったとか。
そんな時に、「一旦コンセプトに戻りましょう」と発したのが鷹巣さんでした。




デザインを決めるプロセスは、気になる人を食事に誘うの同じだそう!

気になる人はつまり、商品を買ってもらいたいターゲット層の人。
その人のライフスタイル、趣味、職業、好きなブランドや飲食店はなんでしょう?
はたまた自分を見直した時に、自分の長所はなんでしょう?
その中から、相手が自分を気にいってくれそうなポイントがどこでしょう?

相手を見つめ、自分を見つめる。あぁでもないこうでもないと考えて準備をして発した、誘い文句のひとこと。
皆さんにも経験あるでしょうか。

商品開発に置き換えた時、その渾身の一言が商品のキャッチフレーズだったり、商品名であるのです。

「この人に届け!」と発された渾身のひとこと。
そう考えると店頭には様々なラブレターが並んでいるようにも思えてきますね。



バーチャルではありますが、商品づくりを行っている学生たちは、
改めて自分たちが売りだそうとしている商品の強みやキャッチコピーを考えました。

コンセプトから再考した結果、当初と全く違うものになったチームも・・・!

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これまで様々な方がゲスト講師を引き受けてくださいました。
商品づくりの第一線に立たれていらっしゃる皆さんが共通して仰っていたことは

誰に売るのか、どんな店で売るのか。
自分が作りたいものを作るのではなく、
売り先から逆算してモノづくりすること。


至極真っ当なことのように聞こえますが、
いざモノづくりを始めると、見失ってしまいがちなのかもしれません。

食品開発に限らず、どの仕事においても
誰の、何の課題を解決するのかという視点は基本。

忘れないでいたいですね。

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