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    2023.09.06
    【社会福祉学科】「第28回地域福祉実践研究セミナーinさが」に参加して 9/7
「第28回地域福祉実践研究セミナーinさが」が、8月24日~26日の3日間、佐賀県内で開催されました。初日と3日目はアバンセで講演会やシンポジウム、2日目は県内7会場に分かれて分科会を開催し、全国から500人の福祉関係者が集まりました。
 研究セミナーの事務局は佐賀県社会福祉協議会が担い、西九州大学も協賛団体のひとつとなりました。私は実行委員会委員として企画に参加するととともに、3日目のシンポジウムに登壇しました。
 
 初日のアバンセで開催された基調講演「未来に向かって、もういちど、つながる~地域で今何が起きているか~」は、認定NPO法人スチューデント・サポート・フェイス(SSF)代表理事の谷口仁史さんが行い(写真)、ひきこもりの若者支援の具体的な展開過程について話しました。SSFは、相談を待つのではなく、アウトリーチ(訪問して行う支援)を取り入れた伴走型支援(自立の道のりを一緒に歩む支援)を、佐賀県で独自に展開しています。



2日目の分科会は、7つのテーマ別に、東は鳥栖市から、南は多良町まで、7会場に分かれて実施。取り上げた地域福祉のテーマは、ひきこもり支援、福祉教育・人財育成、生活困窮者支援、人口減少、被災者支援、権利擁護支援、社協改革の7つです。
 
 3日目のシンポジウムのテーマは、「佐賀県の実践に何を学び、何を提言するか」でした。私が述べた提言は次の3点です。ひとつは社会福祉法にも規定されている社会福祉法人の地域における公益的な取組(社会貢献事業)を、地域福祉の実践として波及させる。第2に、佐賀県が推進しているCSO (Civil Society Organizations:市民社会組織)の取り組みは大きな強みである(佐賀県では、NPO 法人、市民活動・ボランティア団体に限らず、自治会・町内会、婦人会、老人会、PTA といった組織・団体を含めて「CSO」と呼称している)。第3に、社会福祉協議会は、その地域の社会福祉法人、CSO、行政を含めたネットワークとプラットフォーム形成に尽力する。
 
 3日のセミナーに参加して、佐賀県の地域福祉への取り組みの強みとともに、抱えている課題について考えさせられました。

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9月18日(月:祝)のオープンキャンパス告知  
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