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健康栄養学科

    お知らせ2023.05.08
    【卒業研究ゼミナール(三嶋ゼミ)】の取り組み
西九州大学のある佐賀県には、北部に玄界灘と南部に有明海という豊かな海があり、多くの水産物が獲れます。食品学研究室(三嶋ゼミ)では近年、ガンガゼウニの有効利用の研究を行っています。

ガンガゼウニは海の温暖化の影響もあり、佐賀県のみならず全国的に著しく増加しています。ガンガゼウニなどの海藻を食べる生物が極端に増えると、磯焼けという藻場が消滅する現象が起きます。そして、有用な魚や貝などの生育の場が失われ、水産業に深刻な悪影響を与えています。ガンガゼウニはあまり美味しくないので利用されることが少ない水産物であり、利用されにくいことが異常な繁殖の一因にもなります。

研究室では、ガンガゼウニの味の特徴や季節変化について味認識装置などを用いて数値化することや、ガンガゼウニを加工食品などにして有効利用することを検討しています。

 

 

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