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    2022.04.15
    【社会福祉学科】 新学科長の安徳先生よりごあいさつ(4/15)

今年度より学科長を務めます安徳 弥生と申します。



新学期がスタートしました!キャンパスは桜の季節から葉桜の季節へとなり、
学内の新緑が新入生を暖かく見守っています。

1年生の皆さんご入学おめでとうございます。
社会福祉学科へようこそ。

桜が咲くといつも思い出す詩があります。
今日はその詩をご紹介したいと思います。

さくら

ことしも生きて

さくらを見ています

ひとは生涯に

何回ぐらいさくらをみるのかしら

ものごころつくのが十歳ぐらいなら

どんなに多くても七十回ぐらい

三十回 四十回のひともざら

なんという少なさだろう

もっともっと多く見るような気がするのは

祖先の視覚も

まぎれこみ重なりあい霞だつせいでしょう

(略)

死こそ常態

生はいとしき蜃気楼と

茨木 のり子作

出典:小金澤豊「金子みすゞ 茨木のり子 工藤直子編」学事出版2003年

さくらの花を、一生に何回くらい「人」は見るのでしょうか。

生きることを支える、人の生きづらさを専門的に援助することを学ぶ皆さんには、ぜひ、限られた時間(人生)を大切に過ごす事の必要性を「桜の木」を眺めながら考えていただきたいと思います。
日々を精一杯大切に生きていこうとする姿勢づくりが福祉を学ぶ一歩だと思います。
人生の中の4年間、充実した大学生活となるよう社会福祉学科教員一同応援しています。
また、福祉を学びたいと考える高校生の皆さん、本学の桜並木をぜひ見に来てください。

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