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    2022.03.02
    【社会福祉学科】アジアの健康福祉人材を養成(3/7)

今年3月の卒業式・修了式において、2人の外国人留学生(ベトナム人と中国人)が、「博士(地域生活支援学)」の学位を取得され表彰される。
テーマは、それぞれ「健康福祉社会における福祉系人財育成の日越比較研究~とくに女性リーダー育成を中心に~」と「日本と中国における老後保障制度の現状と課題」である。
どちらも「少子高齢化」というアジア社会に共通した課題解決問題に取り組んでいる。
これまで本学大学院生活支援科学研究科において「博士」になった人は、課程創設以来8年間でたった1人しかいなかった。
2人は入学して5年間、それぞれの研鑽を積んでの成果ということになる。
その頑張りに「おめでとう。お疲れ様。」の祝福の言葉を申し上げたい。

本学では、とくに社会福祉学科を中心に留学生を積極的に受入れて約10年になる。
コロナ前の2020年には全学で92名の留学生がいた。そしてこれまで「学士」や「修士」の取得者はたくさんいた。
いろいろな種が蒔かれ、育成され、今回ようやく「博士」という金メダル受賞者が生まれた。
これは本人はもちろんのこと、大学・学部・学科にとって、またご指導頂いた先生方にとって最高に栄誉なことである。
なぜなら今度は、彼らが西九州大学の看板を背負い、それぞれの国で教育研究者やリーダーとなり、若者や福祉実践家たちを育成するからだ。
それはマクロな視点から見ると、本学が、「アジアの健康福祉人財や教育研究者」を育成する拠点大学になったのだということを意味する。
この国際的ブランディング化への意義と転換をこれからも絶やさず将来に向かって繋げていってもらいたい。

 

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