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    2021.01.06
    【社会福祉学科】吉野ヶ里町のすずめカフェに参加しました(介護福祉コース:12/9)
こんにちは介護福祉コースです。
 
今回の報告では、学習の一環として取り組んでいる地域での活動は、どのようなねらいがあるのかについて紹介します。
 
吉野ヶ里町のカフェでは、参加者の皆さんに向けたミニ講座を準備します。これまで実施した内容は「食生活(10月)」「詐欺被害防止(11月)」「防災(12月)」でした。いずれの内容も、介護福祉コースで学ぶ専門知識に関連した内容です。
 
現代はスマートフォン一つで瞬時に多くの情報を得ることが可能です。講座でお話しする内容も資料も簡単に準備することができます。
 
しかし、さまざまな有益な情報を手に入れることができたとしても、「届けたい相手に本当に伝わっているのか」、またお伝えした情報を「いかに生活の中で活用していただけるか」という点をクリアしなければ、生活支援の専門職としての役割は果たせません。
 
参加者の皆さんは地域在住高齢者の方が中心です。そこで12月のテーマ「防災」では、佐賀県でも被害が生じた水害を中心に、クイズや備蓄品のチェックリストを活用して講座を行いました。
 
とくに、この講座をきっかけに、ご家族と集まる機会の多い年末年始、いざという時の対処について話し合ってほしいことを参加者のみなさんに強調してお伝えしました。

  

これらの準備は学生が主体となって行います。教員は時々「その情報は正しい?」「12月に水害の話をする意味は?」「情報量は適切?」など、問いかけをしながら準備状況を見守ります。このように、実習以外にも実践的な学習の機会を通して、生活支援の専門職として必要な知識・スキルの獲得に取り組んでいます。

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