学部・学科からのお知らせ TOPICS
心理カウンセリング学科
- お知らせ2020.05.13
- 【心理カウンセリング学科】 授業紹介 連載③「カウンセリング実践演習Ⅲ」
心理カウンセリング学科では、様々な科目を通して心理学について
多角的に学んでいくことができます
連載第3回目の今日は、「カウンセリング実践演習Ⅲ」についてご紹介させていただきます
★ 以下、「カウンセリング実践演習Ⅲ」のご紹介です★
臨床心理学とは、人が個性を持ちながら社会でよりよく生きていくために、
そして人には絶対にある、うまく活かされていない個性をしっかりと築き上げるために、
その人の傍らで寄り添いながら心理的援助を行っていくための学問なのです。
この学問を通じて、心理的援助法の理論、方法、決まりごと、などを学んでいきます。
特に、臨床心理士(公認心理師)を志す学生は先ず、こうした重要知識を身につけ、
グループ体験を通じて学んでいきます(カウンセリング実践演習Ⅰ、カウンセリング実践演習Ⅱ)。
このようにしっかりと学んだ上で、4年次の「カウンセリング実践演習Ⅲ」へと進みます。
この科目は、記述しているように最終学年である4年次に行われます。
つまり、大学卒業後には、大学院進学を目指していたり、対人援助職(児童養護施設の指導員、
公務員心理職等)に就こうと考えていたりする学生が主として履修することになってくるでしょう。
さて「カウンセリング実践演習Ⅲ」は3名の教員が担当します。
教員らは皆、医療関係、教育関係、福祉関係、あるいは産業関係での臨床経験が豊富です。
そのような教員の指導の下、小学校、中学校、病院、福祉施設といった場所で、学生は
心理的援助について研鑽を積むことになります。実際の現場に出ることで、
これまで知識でしか理解してこなかった心理的援助が、実際行うとなるといかに難しいものかを
学生たちは体験し、実感することになります。
すなわち、現場に出ると、知識として学んだようには何事もいかないということを身をもって
知ることになります。そんな時、われわれが頼りとするのは自分自身なのです。
つまり、学外実習に行くこととは、頼りになる自分を作ること、換言すれば、主体性を築くこと
だと言えるでしょう。したがって、自分自身で判断し行動することが必要になってきます。
その際助けてくれる人達が、常に自分の周りに存在していることに気が付きます。
そして、こうした人たちに助言を乞うのです。これは多職種連携と呼べるものでしょう。
この連携のベースにはコミュニケーションが適切になされている必要があるでしょう。
さらに、実習から帰って、教員の指導を受けることや、同僚と議論することもあるでしょう。
そう、他者と重要なことを共有する力、意思を伝える力も必要になってくるでしょう。
以上のことから、繰り返して言うことになりますが、「カウンセリング実践演習Ⅲ」の体験を通じて
4年生たちは、心理的援助技術を身に付けていきながら、同時に大人として社会に出る準備も
心のレベルで行っていると言えるのではないでしょうか。
本学の実践演習とは、上述してきたような重要な意味が含まれているのです。
さあ、皆さん、本学でこのような体験を積んでください。
科目担当教員: 太田 秀樹 
バックナンバー
(こちらもぜひ、ご覧ください♪)
連載① : カウンセリング基礎演習
連載② : セルフマネジメントゼミナール
多角的に学んでいくことができます

連載第3回目の今日は、「カウンセリング実践演習Ⅲ」についてご紹介させていただきます

★ 以下、「カウンセリング実践演習Ⅲ」のご紹介です★
臨床心理学とは、人が個性を持ちながら社会でよりよく生きていくために、
そして人には絶対にある、うまく活かされていない個性をしっかりと築き上げるために、
その人の傍らで寄り添いながら心理的援助を行っていくための学問なのです。
この学問を通じて、心理的援助法の理論、方法、決まりごと、などを学んでいきます。
特に、臨床心理士(公認心理師)を志す学生は先ず、こうした重要知識を身につけ、
グループ体験を通じて学んでいきます(カウンセリング実践演習Ⅰ、カウンセリング実践演習Ⅱ)。
このようにしっかりと学んだ上で、4年次の「カウンセリング実践演習Ⅲ」へと進みます。
この科目は、記述しているように最終学年である4年次に行われます。
つまり、大学卒業後には、大学院進学を目指していたり、対人援助職(児童養護施設の指導員、
公務員心理職等)に就こうと考えていたりする学生が主として履修することになってくるでしょう。
さて「カウンセリング実践演習Ⅲ」は3名の教員が担当します。
教員らは皆、医療関係、教育関係、福祉関係、あるいは産業関係での臨床経験が豊富です。
そのような教員の指導の下、小学校、中学校、病院、福祉施設といった場所で、学生は
心理的援助について研鑽を積むことになります。実際の現場に出ることで、
これまで知識でしか理解してこなかった心理的援助が、実際行うとなるといかに難しいものかを
学生たちは体験し、実感することになります。
すなわち、現場に出ると、知識として学んだようには何事もいかないということを身をもって
知ることになります。そんな時、われわれが頼りとするのは自分自身なのです。
つまり、学外実習に行くこととは、頼りになる自分を作ること、換言すれば、主体性を築くこと
だと言えるでしょう。したがって、自分自身で判断し行動することが必要になってきます。
その際助けてくれる人達が、常に自分の周りに存在していることに気が付きます。
そして、こうした人たちに助言を乞うのです。これは多職種連携と呼べるものでしょう。
この連携のベースにはコミュニケーションが適切になされている必要があるでしょう。
さらに、実習から帰って、教員の指導を受けることや、同僚と議論することもあるでしょう。
そう、他者と重要なことを共有する力、意思を伝える力も必要になってくるでしょう。
以上のことから、繰り返して言うことになりますが、「カウンセリング実践演習Ⅲ」の体験を通じて
4年生たちは、心理的援助技術を身に付けていきながら、同時に大人として社会に出る準備も
心のレベルで行っていると言えるのではないでしょうか。
本学の実践演習とは、上述してきたような重要な意味が含まれているのです。
さあ、皆さん、本学でこのような体験を積んでください。




連載① : カウンセリング基礎演習
連載② : セルフマネジメントゼミナール