TOPICS

お知らせ

    お知らせ2022.12.26
    エルダーカレッジの様子(リハビリテーション学科 中村雅俊准教授)が読売新聞に掲載されました
エルダーカレッジで実施している、中村雅俊准教授(リハビリテーション学科 理学療法学専攻)の健康教室の様子が読売新聞に掲載されました。

※記事の二次利用については使用許諾済みです

<本文>
 西九州大(神埼市)が佐賀市で開いている「エルダーカレッジ」の健康教室が人気だ。同大リハビリテーション学部中村雅俊准教授(35)(理学療法学)の指導で筋トレを行っており、70歳前後の受講生が足や腰を動かしながら励んでいる。
 教室は週に1回、佐賀市神園の同大健康福祉・生涯学習センターで開かれ、約25人が学んでいる。筋トレについて中村さんは「無理をせずに続けることが効果的。3秒程度でいいから週5日は取り組んでほしい」を呼びかけている。
 約1年半前、京都大大学院を修了後に講師をしていた新潟医療福祉大(新潟市)で、学生36人を3グループに分けて行った研究が裏付けになっている。肘を使った筋トレを週1回する班(A群)、週5回する班(B群)、1日だけ5回する班(C群)で約1か月後の筋力変化などを調べた。
 その結果、1日だけ集中的に行ったC群は筋肉の厚さが平均5.8%増えたものの、筋力に変化はなかった。一方、週5回したB群は筋肉の厚さがC群同様に増加し、筋力も10%以上アップしたという。
 健康教室での筋トレメニューは、腕組みして腰をゆっくり沈めるスクワット、椅子に座ったまま背もたれに体を預けていく腹筋運動などで、毎回7種類程度を教えている。
 10月の開講時から学んでいる同市川副町の竹中重治さん(75)は「翌日に筋肉痛を感じる日もあるが、体のためにはいい兆候だと思っている」といい、近所から通う川村恵美さん(71)は「体力がつけば気持ちが前向きになれる。家でも練習しています」と声を弾ませた。
 今年最後の教室となった20日は、中村さんが受講生の筋力をチェック。開講時に集めたデータと比較して筋トレの効果を確認し、これからの指導に役立てる考えだ。
 

一覧に戻る