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幼児保育学科

    お知らせ2023.05.16
    1年生の授業風景 「保育原理」 2人で読み込もう
 高校までの教科書は、初めて学ぶ生徒のために丁寧につくられています。しかし、大学で使う教科書は、これまでとは異なり、学術書、専門分野の入門書、一般書がほとんどです。受講している1年生に聞いてみると、「内容や用語が難しいところがあり、読むのがなかなかたいへん」という声が聞こえてきました。
 「これは何とかしなくては」と思い、短時間で教科書の要点をつかむ読み方を紹介したうえで、教科書の内容を要約する活動を学生たちとおこなってみました。でも、1人で黙々と読むのは気が進まないので、ペアになって仲間と協力し合う方法でチャレンジです。
 
 
今回の授業テーマは「子どもの発達に応じた保育」。
子どもの発達の特徴や、保育上の配慮点を理解することが目標の1つです。

 取り組み方は、次のとおりです。①それぞれが黙読によって理解する、②文章を見ずに1人が思い出し係になって、大事な点をパートナーに伝える、③パートナーは文章を見ながら、誤りや抜け落ちた点、不必要な情報があれば指摘し、出来映えをほめる、④2人で話し合いワークシートに要点をまとめる、の4ステップで教科書の内容を理解していきます。
 集中して教科書を読み込み、ペアで協力して理解を深めようとする姿をみて、授業担当者として、とてもうれしく思いました。大学での学び方は、高校までの勉強と違う面があるため、大学に合わせた「学び方」と「スキル」を身につける必要があります。これからも授業の中で、そのためのコツを紹介していこうと思います。