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2022.09.27

第22回国際分析心理学会ブエノスアイレス大会現地レポート

IAAP Buenos Aires 2022 大会,口頭発表体験記
 本学、子ども学部心理カウンセリング学科の太田教授が、2022年8月28日から9月2日の日程で,アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにあるHilton Buenos Aires Hotel & Convention Centerにて第22回国際分析心理学会(International Congress for Analytical Psychology)・ブエノスアイレス大会に参加,発表してきました(8月30日)。
 この学会大会は3年に1回開催される,世界中のユング派分析家(国際資格保有者)が集うものです。3年前はオーストラリア・ウィーンで開催され,2016年には京都で開かれました。今回、太田教授が日本ユング心理学研究所に所属していることもあり,日本のユング派分析家との共同発表という形式で、英語による口頭発表を行いました。発表テーマは「How to  link  with an inner snake and establish masculinity in Jungian  dream  analysis」(H,Ota & T,Maeda)(近いうちに英語で論文化予定)というものでり、夢分析を通して,男子大学生が男性性を内的に構築していく心理的プロセスの中で,夢に登場した「蛇」について象徴的意味を考察した内容でした。
 コロナ禍での長距離の国際間移動や、スペイン語圏でのコミュニケーション、アルゼンチン副大統領の汚職問題に起因する治安悪化等、学会に参加する以前に懸念される材料が多くありましたが、結果的にはアルゼンチンの”主食”ともいえる牛肉とワインも含めて、大きな収穫のある学科参加となりました。
 次回は3年後,C.G.ユングの聖地,スイス・チューリッヒで開催予定ですので、また参加後に現地レポートをお伝えしたいと思います。Adiós(アディオス)!



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