TOPICS

    2017.05.25
    【社会福祉学科】 1年生 「神埼のまちと歴史に触れる」 授業報告(5/24)
5月23日(火)、「基礎演習あすなろう」の授業において、
CSOかんざき事務局長の吉原俊樹先生をお招きし、
神埼のまちと歴史についてご講義いただきました。

  

本学が位置する神埼地域の歴史と風土に親しみ、
自分たちと地域との関わりを考えるきっかけを作ることを
目的としています。

今回は神埼周辺の知られざる歴史、そしてまちづくりの取り組みについても
ご講義いただきました。親しみやすい語り口が魅力的な吉原先生のお話は、
配布資料「神埼幸せまち歩きマップ」を参照しつつ、
皇室領荘園「神埼荘」が成立した平安時代に遡ることから始まりました。

鎌倉時代には肥前国最大規模の荘園となるこの神埼荘を拠点に日宋貿易が
スタートしたのです。
歴史上、つねに肥沃で豊かな土地であった神埼・吉野ヶ里エリア。
さらには背振に不時着したフランスの飛行士アンドレ・ジャピーの実話、
みゆき大祭、大蛇伝説など、吉原先生による味わい深い歴史案内によって、
1年生一同、タイムスリップしたような感覚を体験しました。



この「幸せまち歩きマップ」は、吉原先生に外部講師としてご協力いただいている
「あすなろう体験Ⅲ」の活動成果の一つです。神埼市の方々と西九大生が協力しながら、
大学生の視点からも楽しめる散策マップを作りました。



モデルとして登場している人々もみんな西九大生。幸せになれるパワースポットや
グルメ情報も満載です。休日にはこちらのマップを片手に、
神埼のまちを散策するのも楽しいかもしれません。


視点を現在に移してからは、地方創生の立場から神埼地域を活性化する
さまざまな取り組みや、歴史文化遺産を活かしたまちづくりを中心に
お話しくださいました。
西九州大学との協同企画の例として「あすなろう体験Ⅲ」の受講生が参加した
「長崎街道かんざき宿場まつり」や、昨秋に開催された「合併10周年記念神埼市
まちづくりシンポジウム」の様子も紹介。

常に学生の反応を見ながら優しい眼差しでお話なさる吉原先生。
まだ神埼の歴史をそれほど理解していない1年生にとって、今回の講義はまさに
発見の連続でした。
   「西九大生に地元の歴史と文化に興味をもって欲しい」
   「地元と積極的に関わって欲しい」
と繰り返し語っておられた吉原先生。



これから本格的に「あすなろう体験Ⅰ」で地域の活動に関わっていく学生たちは
先生のお話に熱心に耳を傾け、そのメッセージをしっかりと受け止めました。

一覧に戻る