お知らせ

城原地区イノシシうまか祭に参加しました!

プロジェクトJ(COC)2017/5/28
農作物に被害を与えるイノシシ。
せっかくなら美味しくいただきましょう!!ということで、
5月28日、神埼市城原公民館で「城原地区イノシシうまか祭」が開催されました。


西九州大学佐賀調理製菓専門学校 校長の江口武史氏指導のもと、
厄介もののイノシシが、とても美味しいフランス料理に仕上がります。

▲西九州大学佐賀調理製菓専門学校の学生も一緒に約100人分のイノシシ料理をこしらえます。


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本学から参加したのは酒井ゼミの学生16名。
まずは城原地区の歴史を現在抱える課題について学びました。
 
 ▲自治会長 田中さん(城原地区の課題)       ▲神埼市役所 八尋さん(城原地区の歴史について)


「城の原」と書く地名からも分かるように、城原地区が今から約400年前は城下町として栄えていたそうです。
肥前国守護職(現在でいう県庁)が置かれ、長崎・佐賀一円を治める少弐氏の拠点となっていました。

今は田畑となっていますが周辺には、武士の住まいであった「元屋敷」地区、一般市民の生活の場であった「市場」地区があったとされています。
江戸時代より前の城下町の姿がそのまま残されているのは全国でも大変珍しいとのこと。

私たちの足元にこれだけ貴重な遺産が眠っているなんて驚きでしたね。


そんな城原地区も現在は人口減が大きな課題になっています。
農作業に必要な水路やため池のメンテナンスに関わる人がどんどん少なくなっているとのこと。
人口減少、第一次産業の高齢化など全国の過疎地が抱える課題は他人事ではないのです。
自然と共生するための知恵はマニュアル本や1~2日の講座では体得できない。
若い世代が地域活動に参加することは、若さで地域を元気づけるだけではなく、
先人たちがリレーしてきた「生活の知恵」を引き受け、次の世代に繋いでいくことになるのです。

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さて、テーブルには続々とごちそうが並びだしましたよ





試食会を前に、神埼市松本市長からごあいさつをいただきました。
続いて、調理指導を行った江口校長・田中恵美子さんより料理の説明がありました。
  

では試食いってみよー!



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試食の後は、「きばる塾」の設立説明会がありました。

「きばる塾」とは上述の通り、知ろうとしなければ気付かない土地の記憶や
世代交代によって失われていく生活の知恵を若い人も含めた
地域全体で共有していくことを目的とした地域の勉強会です。

地域活動とは何か?

改めて考える機会になりそうですね。ぜひ学生も主体的に参加をしてほしいものです。


そのあとは、神埼市役所 八谷さんのご説明で近辺の史跡を散策しましたよ。





一面に広がる麦畑を眺めながら、ここに存在していた城下町を想像していると、
かつての賑やかな声が聞こえてきそうな気がしますね。

西九州大学 神埼キャンパスのすぐそばに広がる城原地区。
これからより一層繋がっていきましょう^^
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