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NCN研究大会

平成29年度 『 NCN研究大会 』 を開催しました!!

平成29年11月23日(木・祝)に、第9回『NCN研究大会』を開催しましたfine
今年度は、「幼児期から考える発達障害児の移行支援」をテーマに、
専門家の方々より取り組みについてご紹介いただきましたflower_pink

昨今、話題となっている“発達障害”。テレビや書籍といったメディアでかなり頻繁に取り上げられるようになっています。その障害の特徴ゆえに集団になじむことができず、つらい体験をする子どもも多いようです。そんな子どもたちや保護者を支援する際にキーワードとなるのが、“合理的配慮”という概念です。この言葉を現場で具現化するには十分な知識と経験が必要だと考えられます。

さて、今回のNCN研究大会では、この合理的配慮を通級による指導の中で実践され、現在はご自身の研究として社会に発信されている佐賀大学の日野久美子先生を基調講演にお招きしましたflower_red










講演は、最初に発達障害の特性の説明から始まりました。発達障害のある子どもたちは自分の感情や気持ちを周囲にうまく伝えるのが困難で、そこから誤解が生じ、「理解されにくい子ども」になってしまうとのこと。当然、子どもたちは自信を失い、それが自尊感情の低下につながり、様々な課題(困り感)を抱えることになるそうです。その課題に対して先生は、長年関わってこられた「通級による指導」の現場(実践)をとても分かりやすく説明されました。
指導の際に重要なのは、本人の成長と周囲の変容であり、常に子ども個人の育ちと集団への適応という先を見越して指導されたようです。この場合は、通級指導教室と在籍学級との横のつながりを強調されていました。一方で、小中高という縦のつながりについてもお話されました。校種による違いを踏まえた上で、引き継ぐための具体的な方法を示されました。今回の研究大会には、保幼小の先生方が多く参加されていましたが、皆さん熱心に耳を傾け、メモをとっていましたF9BEF99F

 
最後の数分間にとても印象深いお話がありました。それは合理的配慮の解釈でした。合理的配慮は「正当で妥当な要求による合意形成」という説明でした。具体例を挙げながらお話して頂いたおかげで私自身もきちんと言葉の持つ意味を整理することができました。

90分という時間があっという間に過ぎていきました。そして先生の最後のスライドにあった「If children can’t learn the way we teach them, then we must teach the way they learn(私たちの教え方で学ぶことができない子どもには、その子どもの学び方で教えなさい)」には先生の子どもへの深い愛情が込められていました。とても有意義な時間でしたchiken_thanksflower_blue

多数のご出席を頂きまして、ありがとうございましたrose
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